こんにちは
今回が最終回のプチ電車シリーズ
年内に終わられる!といきがってるウェルナです
では、車両の方を観察、計測してみましょう
(※発売している電車の種類やストラクチャーは他のサイトで紹介されていますので
ココでは割愛させてもらいます
あくまでもココでは庭園鉄道としての計測です)
で、今回のモデルさんは踊り子さんです
上から見て四角いので採用です
ボギー車のような3両編成が基準です
もちろんボギー台車ではありませんが4輪有るのがここの見た目はプラレールに勝っていると思えます
先頭車の長さ100㍉(連結部含まず)幅33㍉高さ36㍉
中間車の長さは90㍉(連結部含まず)幅33㍉高さ36㍉
3両編成で325㍉です(3両連結状態)
※後で他の車両の高さを測ったところ、38㍉のもありましたので約40㍉以下が妥当かと思います
中間車にモーターが組み込まれています
電源は単3電池一本で屋根の上の黄色いスイッチを入れると電池ボックスの接触点が動き電気をモーターに流すシンプルな構造です
モーターが動いていない時も車輪とモーターはつながったままなので押して動く事は出来ません
(プラレールは電池切れでもスイッチオフでギアが外れるので転がせて遊べます)
動輪は1輪でギザギザのゴムが付いていてかなりの急な坂でも登れそうなフォルムです
ちなみに、前進しか出来ません
横から見てみると先頭車と中間車でかなり違いが見てとれます
先頭車は全長が長いですがホイルベースは短く車輪は左右に遊びがあります
この遊びでボギー車でない8輪車でカーブをスムーズに曲がる事ができるようになっていると思われます
ホイルベースが短いのに車体前部が長い訳は、
色々な車両を作るにあたって流線型な鼻の車両がシャーシに収まるように前輪より前にスペースを持たせたのだと思います
箱型の先頭車両には意味はありませんがシャーシを共通化するので
まぁ、仕方ないといったところでしょうか?
なので、横から見ると少し車輪のバランスが悪いように見える感じです
次に中間車
ホイルベースは先頭車より大きいが車体が短いです
車輪は、前後ギリギリにある感じです
先頭車と同じ長さにしてもいいと思うのですが…
ここは謎です、中央寄りの車輪が駆動輪で左右の遊びはほぼありません
そのかわり、前後側の車輪は左右に加えて上にも遊びがあります
これは上り初めの時に動輪が線路から離れて空転しないようにする為の工夫でしょう
また、先頭車、中間車に連結器におおきな違いがあります
先頭車はメス形、中間車は前後ともオス形なのです
なので、無加工で3両より多くすることは出来ないのです
ここは、商品の売れ方にムラをなくするためのダイソーの知恵のようなきがしますね
まぁ、連結器は簡単に加工できそうですが(^_^;)
次に車両限界を測ってみますカーブの時に外側に一番出るのは先頭車の前方部です
そこを図りましたところ線路から最大12㍉はみ出ます
四角いボディの先頭車両なのでたぶん他の車両でもこれを超える事は無いでしょう
内側の方は5㍉ほど…
あと、盲点なのが直線でも車体が車輪の遊びから斜めになるので線路から最大7㍉はみ出ますホームなどを自作する場合は注意が必要です
それから、カーブから直線に移行する時もカーブが終わってから半両分から1両分はカーブと同じだけ外側にはみ出ますのでこれも注意が必要です
線路に乗せた高さは、38㍉ガードの高さ(2階部分)は60㍉です
(※この数値は踊り子の物です、線路に乗せると+5㍉です)
登坂能力ですがレールを斜めにしながらの適当な計測ですが大体30%の坂は登れそうです
それ以上だと車体の前方が持ち上がってウイリー状態になってしまいます
最後に走行させて気づいた事
まず、先頭車は2両目のモーター車におされている感がバリバリあります
線路と車輪の遊びから先頭車両が斜めになって押されている感じが上からみるとわかります
まぁ、横から眺めてるぶんには気づかない範囲だと思います
次に線路の色ですが
グレーと言いましたが
なんか水色っぽいグレーです(ロットによってばらつきがあります)
所さんの世田谷ベースのような色でしょうか?
プラレールのグレーのレールと比べてみるとやはり水色感は拭えません
(左と中央がプチ電車、右がプラレール)
あとは、やはり、この先も供給され続けるるか?という不安です
部品がなくなってしまうと保線、車両の補修などが難しくなります
このへんはやはりプラレールは強いですね
それと、ポイントの分岐用の部品がキツイロッドがあるので、つながってない方向から進入すると脱線する事が多いです
これは庭園鉄道という奥行きがあってポイントに手が届きにくいレイアウトをプチ電車のシステムで行うには致命的な事だと思われます
この問題点を克服しなければ優雅な庭園鉄道ライフを実現出来ないとウェルナは思いました
なかなか一筋縄ではいかない庭園鉄道ですがこれを乗り越えての楽しみが待ち受けていると思います
以上、DAISOのプチ電車シリーズを庭園鉄道に使ってみたらを考えるを終わりにします
この数字達が皆様の役にたてたら幸いです
それでは、皆様良いお年を